クリニックブログ

2018.09.09

増えている逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群

◆増えている逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群
のどのつかえ感、胸のつかえ感、胃もたれ、食後早期胃部飽満感、腹部膨満感、腹痛、下痢、便秘、便通異常、これらの病気の症状を訴える方が増えています。逆流性食道炎は高脂血症の方に多く、高脂肪食、チョコレート、菓子類、赤ワイン、炭酸、を好む方、食事時間が早い方、満腹まで食べてしまう方、夕飯が遅く食べてから寝るまでの時間が短い方、などに起きやすい病気です。胃カメラで正しく診断し治療で症状を和らげることで気持ちも穏やかになり安心します。ストレスなどが多いと、自律神経系ホルモンに障害が出て、胃の動きが悪くなる、胃内容物排出遅延、腹痛、腹部膨満感、排便障害などが起こってきます。中には潰瘍性大腸炎や大腸ポリープなどで症状が出ている方もいるため、大腸カメラで正しく診断し治療をおこなうことが大切です。

◆どのような方に内視鏡検査を受けていただきたいか
胃カメラ検査は胃がんがないことの確認のために行うと同時に、胃がんのハイリスクグループではない方かの診断もおこないます。胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌感染と塩分摂取量増加で増加するといわれています。ピロリ菌は幼少期に感染します。幼少期に汚染された水道水の摂取、両親祖父母からの経口経路で胃に感染し、ほとんどが慢性的持続的に胃に感染をおこし、胃の症状もなく数十年を経過します。このように慢性胃炎を長期におこし、あるいは免疫の過剰反応で胃がんの発生リスクが10倍~120倍に増加するといわれています。胃の症状がないため胃がん検診を受ける機会があり初めて指摘されるケースも多いと思います。胃部症状がある方はもちろん、家族的に胃がんが多く胃カメラ検査で診断したほうがよいと判断した場合も胃カメラ検査を勧めています。
一方、大腸癌は「肥満」「肉を好む方」「運動不足」「アルコール摂取量が多い方」「食物繊維摂取が少ない方」は発生率が多い疾患です。大腸癌の多くは大腸ポリープをまず発生させ、数年の経過をとり発がんするため、大腸ポリープの段階で発見すれば、日帰りで治療を行うことができ、なおかつ大腸癌での死亡率を70%さげることが知られています。国も50歳になったら一度は大腸内視鏡検査をうけるべきと掲示しています。個人的には45歳までのすべての方に大腸内視鏡検査をうけていただければ50歳前後での病気の発症を未病のうちに予防・治療できるものと考えています。

◆苦しくない胃カメラ・大腸カメラ
胃カメラおよび大腸カメラは眠っている間に行います。目が覚めるとリカバリ室で終わったあとに目が覚めるように薬を調整しています。のどの反射が強くでこれまで胃カメラを避けていた方、過去に大腸カメラで苦しい思いをされた方には適した方法で臨んでいます。

◆予約方法
内視鏡検査を保険で受けたい方は事前に受診されたうえで医師の診察が必要です。
必要と診察した方には胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日のうちにうけていただくこともできます。検査の予定を事前に決めておきたい方には、事前に仮予約をメールか電話で承り、1週間前までに診察をうけていただき検査予定を決定しております。検査が必要かどうかは診察室で1人1人お話しをうかがった後に最終決定しておりますのでご気楽にご相談ください。

2018.03.07

慢性便秘症の治療について

2017年に慢性便秘症ガイドラインが作成されました。

便秘には「腹痛」を伴わない場合は、「慢性便秘症」として、

「腹痛」や「便に際して不快」な思いを伴う場合は「便秘型過敏性腸症:IBS-C」として取り扱うべきと考えます。

便秘の治療で難しいのは、単に便秘だけでではなく、胃部不快感、げっぷ、胃もたれ、など便秘以外に、胃の症状も伴う方が30%~40%も及んでいるとです。便秘のコントロールのみならず、腹部全体のケアが必要のようです。

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