クリニックブログ

2022.11.13

癌死亡率

男性は生涯に3人のうち2人が癌に罹るといわれ、がん罹患率(病気になる率)は男性で、1位前立腺、2位胃、3位大腸、4位肺、5位肝臓、6位膵臓です。一方、女性は生涯に2人のうち1人が癌に罹るといわれ、がん罹患率(病気になる率)は女性で、1位乳腺、2位大腸、3位肺、4位胃、5位子宮頸、6位膵臓となっています。消化器(大腸、胃、食道、肝臓、膵臓、胆嚢・胆管)を合計すると全体の44%を占めます。

問題となるのは癌による死亡率です。男性の癌死亡率は、1位肺がん、2位大腸癌、3位胃がん、4位膵臓癌、5位肝臓癌。女性の癌死亡率は、1位乳がん、2位大腸癌、3位肺がん、4位膵臓癌、5位胃癌、6位子宮頸がん。死亡率上位にあるものは早期に発見する必要があります。日本では高齢化に伴い加齢によるがん死亡者数は増えていますが、年齢調整した統計ではむしろ死亡率は近年低下傾向にある癌もあり、肺がん、胃がん、大腸がんの死亡率は近年改善されています。禁煙啓蒙やピロリ菌感染者数の低下、大腸癌検診の浸透などによる影響と思われます。癌の年齢調整死亡率でも減少していないのは、男性(膵癌)、女性(乳がん、膵癌、子宮頸がん)となりこれらへの対策が必要になっています。

一般的な癌の原因に遺伝があげられますが、その傾向がある乳がんと大腸癌も全体の5%を占めるに過ぎず、そのほかの原因がほとんどです。喫煙(肺、咽喉頭、膵、etc)、感染(H.pylori→胃、HBV→肝臓、HCV→肝臓、HPV→子宮頸)、飲酒(食道、咽喉頭、大腸、肝臓、乳腺)、過体重・肥満(食道、大腸、膵臓、肝臓、乳腺、子宮体部、腎臓)、糖尿病(すべての癌の可能性を高める)

<膵癌の非遺伝的リスクファクターodds比>喫煙1.7~2.2、肥満1.1~1.4,飲酒1.2~1.6、糖尿病1.8~1.9、新規2型糖尿病発症2.1、慢性膵炎13~14、IPMN16

働き世代では会社検診をうけ上記消化器系癌の検診を受ける機会がありますが、癌の好発年齢はむしろ退職後であり上記リスクが高いかたは、とりわけ定期的(計画的)な検診が必要と感じています。定期的な検診を受けていない55歳以上の方で、過去の喫煙歴がある方、少量でも毎日飲酒する方、BMI>25の方、耐糖能異常傾向の方(HbA1c>5.5)、は定期的な胃大腸検査以外にも腹部超音波エコー検査による肝胆のチェックが必要と思います。がん検診学会からも医師から患者さんへ積極的な働きかけが必要と指導をうけています。当院でもリスクが高い方へはおせっかいかもしれませんがエコー検査を勧めています。まずは腹部超音波エコー検査を年に1回受けてみましょう。

2022.10.01

受付11時台は混雑します

時間帯によっては待合室混雑があり、AM11時からは院長は内視鏡検査を行いながらの外来診察となり、午前11時台に受付された方は特に待ち時間がかかる傾向にあります。午前中間際は時間に余裕をもってのご来院をお願いします。午後外来は比較的空いていますのでご利用お願いします。午後外来はPM2時から診療開始になります。(月曜木曜はPM3時から)

2017.11.25

川崎市胃がん検診(胃カメラ)を受け付けています。

川崎市胃がん検診(胃カメラ)を受け付けています。

40歳以上の無症状の方に川崎市胃がん検診をおこなっています。

詳しくは「診療科目」ページを

川崎市胃がん内視鏡検診

自己負担額は3,000円です。

検査日とは別に、問診、内服中の薬の確認、など詳細把握のため事前に来院をお願いしています。検査中鎮静剤投与を希望されている方は、直近の肝機能や腎機能の検査結果をご持参ください。最近検査を受けられていない方には特定検診受診券を利用した採血検査をお勧めしています。

2017.09.09

増えている逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群

◆増えている逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群
のどのつかえ感、胸のつかえ感、胃もたれ、食後早期胃部飽満感、腹部膨満感、腹痛、下痢、便秘、便通異常、これらの病気の症状を訴える方が増えています。逆流性食道炎は高脂血症の方に多く、高脂肪食、チョコレート、菓子類、赤ワイン、炭酸、を好む方、食事時間が早い方、満腹まで食べてしまう方、夕飯が遅く食べてから寝るまでの時間が短い方、などに起きやすい病気です。胃カメラで正しく診断し治療で症状を和らげることで気持ちも穏やかになり安心します。ストレスなどが多いと、自律神経系ホルモンに障害が出て、胃の動きが悪くなる、胃内容物排出遅延、腹痛、腹部膨満感、排便障害などが起こってきます。中には潰瘍性大腸炎や大腸ポリープなどで症状が出ている方もいるため、大腸カメラで正しく診断し治療をおこなうことが大切です。

◆どのような方に内視鏡検査を受けていただきたいか
胃カメラ検査は胃がんがないことの確認のために行うと同時に、胃がんのハイリスクグループではない方かの診断もおこないます。胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌感染と塩分摂取量増加で増加するといわれています。ピロリ菌は幼少期に感染します。幼少期に汚染された水道水の摂取、両親祖父母からの経口経路で胃に感染し、ほとんどが慢性的持続的に胃に感染をおこし、胃の症状もなく数十年を経過します。このように慢性胃炎を長期におこし、あるいは免疫の過剰反応で胃がんの発生リスクが10倍~120倍に増加するといわれています。胃の症状がないため胃がん検診を受ける機会があり初めて指摘されるケースも多いと思います。胃部症状がある方はもちろん、家族的に胃がんが多く胃カメラ検査で診断したほうがよいと判断した場合も胃カメラ検査を勧めています。
一方、大腸癌は「肥満」「肉を好む方」「運動不足」「アルコール摂取量が多い方」「食物繊維摂取が少ない方」は発生率が多い疾患です。大腸癌の多くは大腸ポリープをまず発生させ、数年の経過をとり発がんするため、大腸ポリープの段階で発見すれば、日帰りで治療を行うことができ、なおかつ大腸癌での死亡率を70%さげることが知られています。国も50歳になったら一度は大腸内視鏡検査をうけるべきと掲示しています。個人的には45歳までのすべての方に大腸内視鏡検査をうけていただければ50歳前後での病気の発症を未病のうちに予防・治療できるものと考えています。

◆苦しくない胃カメラ・大腸カメラ
胃カメラおよび大腸カメラは眠っている間に行います。目が覚めるとリカバリ室で終わったあとに目が覚めるように薬を調整しています。のどの反射が強くでこれまで胃カメラを避けていた方、過去に大腸カメラで苦しい思いをされた方には適した方法で臨んでいます。

◆予約方法
内視鏡検査を保険で受けたい方は事前に受診されたうえで医師の診察が必要です。
必要と診察した方には胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日のうちにうけていただくこともできます。検査の予定を事前に決めておきたい方には、事前に仮予約をメールか電話で承り、1週間前までに診察をうけていただき検査予定を決定しております。検査が必要かどうかは診察室で1人1人お話しをうかがった後に最終決定しておりますのでご気楽にご相談ください。

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